はじめに
子育て・家事・仕事に追われて、家の中がいつもモノであふれている。私もその一人です。
そんな時に読んだ『8割捨てればお金が貯まる』。この本には「捨てる」ことを通して、生活もお金もシンプルに整えていく知恵が書かれていました。
本からの学び
印象に残ったポイントは次の4つです。
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ニーズとウォンツを意識する
「必要だから買う」のか「欲しいから買う」のかを見極めること。 -
欲しいものは30日待つ
欲しい!と思ってもすぐ買わず、30日待ってから判断する。 -
売る前提でモノを持たない
「売れそうだから」と取っておくのではなく、捨ててスッキリする方が早い。 -
服は特に売りにくい
メルカリなどで時間をかけて出品するより、潔く手放すほうが部屋も気持ちも軽くなる。
私の実感
私が一番響いたのは「ニーズとウォンツを考えること」です。
でもそれは、持ち物を管理できてこそ可能だと気づきました。今の私はモノにあふれていて、家事・育児・仕事で時間もなく、管理する余裕がありません。だからこそ、まずは「引き算」から。不要なものを減らして時間やスペースを空けていくことから始めるのが大事だと思いました。
例えばバッグ。結婚式用に買ったラメ入りのブランドポーチは、出番がほとんどありません。普段は、仕事もプライベートもパソコンが入るシンプルなリュックを愛用していて、バッグを変える手間もなく快適です。結局、華やかなバッグは“ウォンツ”だったのだと実感しました。使うかわからないものではなく、毎日使うものにこそお金をかけるほうが満足度が高いんだと思いました。スマホも今まではAndroidのミドルクラスを利用していて不自由を感じていなかったのですが、iPhoneに変えたらとても快適でサクサク動くので毎日微々たる時間ですが節約できていると感じます。ついでに写真がとても良く取れるので見直したときに嬉しい気持ちになります。
また「捨てるとスッキリする」というのも強く共感しました。着なくなった服や、古いマウスなどのガジェット類。買ったのに使わない“死蔵品”のために、部屋のスペースや自分の頭のリソースを無駄遣いしているのはもったいないことです。
目指すのは「ホテルのようにスッキリした空間」。モノが少ないからこそ心も体もくつろげる――そんな環境を作りたいと思いました。
以前は、サイズアウトした子どもの服が捨てられなくてメルカリに出すためにと、クローゼットに保存してありました。時間ができたときに出品しては見ましたが、中古はなかなか売れず、売れてもあまり利益がない中古の服のために、忙しいワーママの時間を使うのはもったいなかったと感じています。服は捨てる、フロスにする、リメイクなどがいいと思います。
ワーママにおすすめしたい理由
この本は、特にワーママにおすすめです。子どもの荷物ってどんどん増えて散らかるし、自分の持ち物の管理どころではありませんよね。けれど、それを理由に後回しにしていると、部屋も気持ちも余裕がなくなっていきます。
だからこそ、「月ごとにテーマを決めて少しずつ片付ける」やり方がいいと思いました。
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今月は衣替えのタイミングで自分の服を整理
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来月は子どもの使わなくなったオモチャ
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その次の月はキッチン
…というように、分割して片付ける。片付けは確かに疲れるけれど、部屋がきれいになるという結果が目に見えるので、やりがいがあります。
私自身も産休に入ったときに家の片付けを集中してやりました。今思えば、手のかかる乳児が生まれる前に家のメンテナンスができたのは本当に良かったと思います。
まとめ
『8割捨てればお金が貯まる』は、単なる節約術ではなく「暮らしをシンプルに整えることでお金も貯まる」という視点をくれる本でした。ニーズとウォンツを見極め、不要なものは潔く手放す。そして片付いた空間で、毎日を心地よく過ごす。その積み重ねが、気づけばお金の余裕にもつながるのだと思います。
📖 読書ログメモ
読んだ日:2025年4月
おすすめ度:★★★★☆
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